2010年 11月 07日
川端康成と三島由紀夫展 |
鎌倉へ足をのばし、ふらりと立ち寄った鎌倉文学館。トンネルをくぐってたどり着く古い建物からは由比ヶ浜の海が見えます。館内では「川端康成と三島由紀夫展」がおこなわれていました。二人の深い交流の軌跡を、やりとりされた手紙をはじめとしたさまざまな資料を通じて展示されていて、ここでもまた、“生き方”について考える時間をもらいました。
川端康成がノーベル賞を受賞されたときにおこなった記念講演「美しい日本の私」では、日本の美しい文化を文章を綴ることで世界に日本を見せました。美しい日本の私…この言葉はとても深いものなのだと思います。
茶道においての一輪の花、しかも咲ききっていない一輪の花へのこだわりと信念をあらためて知りました。「美しい」というのは目の前に見えるもののことではない。私はそう解釈して納得。目に見えないものが人の心を動かしているのだという考え方をベースに持ったときから私の生き方もいきいきしてきたのを思い出しました。
「一輪の花は百輪の花よりも花やかさを思わせるのです。」川端康成
by noyau-f
| 2010-11-07 18:36
| 旅