2012年 04月 17日
磊々峡 |
きょうは家族みんなで秋保温泉に来ています。避難生活のまま別々に暮らすようになってしまった義父母と久しぶりに一泊のんびり過ごします。
雨が降っているけれど、お宿の部屋からの眺めと滝の音がゆっくりゆっくり日々の疲れをほぐしてくれて。昔の人々は、こうして温泉に身をおくことで病を癒していたことを、まだ明るい時間のきらきらとした湯船につかりながら思ってみました。これしかなかったから、大地から湧き上がる温かい水にいつもいつも感謝していたことでしょう。
磊々峡は名取川の流れが秋保石の大地を侵食し自然にできあがった美しい岩肌の峡谷。仙台市街から30分ほどのこんなに近くに、温泉と絶景があることをしばらく忘れていました。
震災以来、田舎暮らしからいま、一年以上離れてしまったからこそ、ほかの場所にも目が向けられた。
by noyau-f
| 2012-04-17 17:07
| 東日本大震災の日から