2012年 07月 12日
森の声 |
義父母と暮らしていた母屋は冬に取り壊しが済んで、次は、すぐ横に夫と私の部屋のように増築した小さな家を義父母が住めるように修理する予定で進めていました。ようやく、その修理とリフォームの打ち合わせまでたどり着いたところです。被害があまりにも広範囲にわたっているため、建築業者さんはあれからずっと大忙し。それでも、まだまだ待っている人が大勢います。私のほうの実家は仙台からずっと北ですが、そちらは地震の被害が大きく、やはり、まだ壁の修理などは途中なのだそう。
事情をいたいほどよくわかるから、みんな黙って順番待ちしています。このまま順調に進んだとしても年内に戻れるかどうかはぎりぎりと約束されず。でも、一歩進んだことで義父母の心がずいぶん晴れてきたようです。一年に一歩のゆっくりペース。高齢の父母にとって、ほんとうにもどかしい時間だと思います。でも、あまり、そんなふうにこぼさない。いま、何をすべきかをわかっている人たちの生き方はそばで見ているだけで、いろいろなことをおしえられます。
修理の詳細を打ち合わせをしているとき、設計担当の方が12年前に建てた私たちの小さな家の建材について図面を眺めがら、ひとりごとのようにつぶやいていました。「昔は木が豊富だったから、いい建具が選べたんですね」私たちの予算内となると、いまは、ちょっと偽物っぽい建具からしか選べなくなったようです。ほんの10年のあいだに、建築資材の事情が変わったのだそう。
木が豊富だったのか。木をむやみに伐採していたから豊富だったのか。
真実がどちらなのかは、わかりませんが、森に対する意識がやっと変わってきたことがこのようなところにも影響していることを知りました。ふつうに暮らしていたらわからないことがいっぱいあるのですね。
森の中を歩いていると、樹木たちが抱きしめてくれるように近づいてくるのをわかりますか?
私たちのほうが近づいていっているのかもしれないのですが、すーっと吸い寄せられる感じ。そして、何かお話している感じ。樹木のエネルギーは大地と大空の力の両方を秘めていて、木が一本そこにあるだけでちがいが起こるはずです。
樹木の声を聴きたいときにおすすめの本があります。北スコットランド・フィンドホーン共同体の創設者のひとりであるドロシー・マクレーン著「樹木たちはこう語る」。ドロシーは自然との交信により荒れ地だったフィンドホーンに緑豊かなガーデンを生み出しました。この本は樹木から受け取ったメッセージをまとめたものです。人と自然のほんとうの関係を知りたいと感じたらぜひ読んでみてください。植物は生きているのだということを知ったうえで、植物療法や自然療法に取り組まれるともっとうまくいきます。それを知らないで、使っても、うまくいかないものです。食べものもほとんどが植物です。植物の命についてを知る必要がじつは誰にでもあるのです。
8月のナチュラルメディスンは「樹木」にしようと思います。今週末には、8月の講座案内ができあがる予定ですので、よかったら、ホームページをご覧になってみてください。「ハーバルタロットセラピー」や「アートセラピー」のワークショップも考えています。
事情をいたいほどよくわかるから、みんな黙って順番待ちしています。このまま順調に進んだとしても年内に戻れるかどうかはぎりぎりと約束されず。でも、一歩進んだことで義父母の心がずいぶん晴れてきたようです。一年に一歩のゆっくりペース。高齢の父母にとって、ほんとうにもどかしい時間だと思います。でも、あまり、そんなふうにこぼさない。いま、何をすべきかをわかっている人たちの生き方はそばで見ているだけで、いろいろなことをおしえられます。
修理の詳細を打ち合わせをしているとき、設計担当の方が12年前に建てた私たちの小さな家の建材について図面を眺めがら、ひとりごとのようにつぶやいていました。「昔は木が豊富だったから、いい建具が選べたんですね」私たちの予算内となると、いまは、ちょっと偽物っぽい建具からしか選べなくなったようです。ほんの10年のあいだに、建築資材の事情が変わったのだそう。
木が豊富だったのか。木をむやみに伐採していたから豊富だったのか。
真実がどちらなのかは、わかりませんが、森に対する意識がやっと変わってきたことがこのようなところにも影響していることを知りました。ふつうに暮らしていたらわからないことがいっぱいあるのですね。
森の中を歩いていると、樹木たちが抱きしめてくれるように近づいてくるのをわかりますか?
私たちのほうが近づいていっているのかもしれないのですが、すーっと吸い寄せられる感じ。そして、何かお話している感じ。樹木のエネルギーは大地と大空の力の両方を秘めていて、木が一本そこにあるだけでちがいが起こるはずです。
樹木の声を聴きたいときにおすすめの本があります。北スコットランド・フィンドホーン共同体の創設者のひとりであるドロシー・マクレーン著「樹木たちはこう語る」。ドロシーは自然との交信により荒れ地だったフィンドホーンに緑豊かなガーデンを生み出しました。この本は樹木から受け取ったメッセージをまとめたものです。人と自然のほんとうの関係を知りたいと感じたらぜひ読んでみてください。植物は生きているのだということを知ったうえで、植物療法や自然療法に取り組まれるともっとうまくいきます。それを知らないで、使っても、うまくいかないものです。食べものもほとんどが植物です。植物の命についてを知る必要がじつは誰にでもあるのです。
8月のナチュラルメディスンは「樹木」にしようと思います。今週末には、8月の講座案内ができあがる予定ですので、よかったら、ホームページをご覧になってみてください。「ハーバルタロットセラピー」や「アートセラピー」のワークショップも考えています。
by noyau-f
| 2012-07-12 16:46
| 東日本大震災の日から