2013年 11月 03日
海をみて |
先週日曜日、鎌倉で迎えた朝。
表現アートセラピーの学びを深めるためにこれから半年に渡って、鎌倉へ通います。
海のそばで過ごすことに抵抗があったけれど、穏やかな朝の海を眺めていたら、まあいいかと思えてきた。
恐い、美しい、恐い、美しい…反対の気持ちが行ったり来たりするうちに、それらがひとつになって、どちらも消えていく。
そして、新しい感覚が生まれていることに気づいたら、とらわれることもなくなって。
どうでもいいことだとわかった。
こんなふうに、どんどん、どんどん、何にもとらわれなくなると、楽になる。
そのために一度、自分の気持ちに向き合うこと、つまり自分を知ることが大切です。
海を見ないことで置き去りにしていた私の気持ち。
あれからはじめて海を見て思い出してあげることができました。
海は恐いものでも、美しいものでもない。
そういうものだと思い込んだり、つくり出したりしているのは自分。
自然は生きものとして、ただそこに在るだけ。
自分の中の言葉がすべてをつくっているのだとしたら、どんなに困難な状況にあったとしても、
私たちの心は素晴らしい状況に変化させることができる。
表現アートは、そのプロセスを手助けしてくれる道具のひとつです。
by noyau-f
| 2013-11-03 23:34
| 東日本大震災の日から