2016年 04月 17日
仮面の美意識 |
部屋を飾るアフリカのマスクをずっと探していました。かたちや表情、色により個性も雰囲気もさまざまで、気にいるものとの出会いがあるまで待っていました。本物すぎても怖いと思ってしまうし、それに高価だし。レプリカで私はちょうどいいなと思っていましたら、きょう、見つけました。
ファング族の木彫りの細長いホワイトマスク。村の治安を守る秘密結社ンギのものとありました。
この美しい造形、画家モディリアーニが描く女性の顔はファング族の仮面の影響といわれているそうです。
白の色はカオリンのようです。レプリカもそうなのかな。
アフリカのアクセサリーも好きでいくつか持っているのですが、現地の人々がそれを身につけるときの意味は現代ファッションとはちがったもの。「象徴」と「表現」、そしてお守りに身につけるのだそう。決心や覚悟のようなものも感じます。まとうものは、すべてそのようなものでありたいと、アフリカの文化を通じて美意識が刺激されます。
アエル1階丸善ギャラリーでおこなわれているアフリークソレイユの展示「アフリカを纏う」で出会った仮面。明日19日が最終日です。
美しい色、芸術的なかたち。アフリカにまた惹かれていきます。
by noyau-f
| 2016-04-17 22:20