2008年 09月 25日
ヨーロッパの植物療法に学ぶこと |
6月に長野へ行ったときからだと思います。ひと息つく時間もないほど、何かしている日々が続き、ようやく今日からのんびりペースに戻ことができる…と、いいなあ。6月からの出来事を少しずつご紹介いたします。
まずは、東京にて今週はじめにヒルデガルトフォーラムジャパン主催で行われたセミナー「ドイツにおける植物療法〜森を学ぶ〜」を聴講しにでかけてきました。講師はドイツハイルプラクティカー連盟副会長であり森のフィトテラピストであるペーター・ゲルマン氏。ドイツ語ではバウム、木から得られる植物療法について学びました。木をもちいたテラピーにはインフォメーションテラピーと補完テラピーとがある。インフォメーションテラピーはホメオパシーやフラワーレメディがそれにあたり、量はそれほど関係なくインフォメーションにたどり着き、インフォメーションを使うことに意味があると。そして、補完(substifution)テラピーは少なすぎると何も起こらない。つまり、まったく効果がない。しかし、多すぎると良くない反応が起こりうる。とはじめにお話してくださいました。だから、治療に使う植物のことはきちんと知る必要があるということです。自然療法だからといって安全とは限りません。知識があって、感覚(直感、予感)があって、この両方を持ち合わせることがテラピストの必須条件だと私は思っています。そのことが確認できたようでとてもうれしくなりました。17種もの木について教えていただきました。白樺にはじまり、トネリコ、オーク、ユーカリ、エルダー、マロニエetc. 今後の仕事やテラピーに役立てていきたいと思います。
もうひとつ、7月にグリーンフラスコ主催でおこなわれたイギリスのメディカルハーバリストであるベン・フェアライト・エドワーズ氏による「英国ハーブ医学〜その理論と実際」も聴講してきました。植物化学成分についてより詳しい情報や、ホリスティックな観点からとらえたハーブ医学として地水火風によるモデルの紹介がありました。すべてのハーブも人も地水火風あるいは熱・冷、乾・湿のどこかに属する。そして足りない部分を見極めバランスをとるために地水火風の考え方は大いに活用できるというお話でした。こちらも、コンサルテーションや講座で利用しているエレメントについてでしたので、とても勉強になりました。
ドイツとイギリスの植物療法やハーブ医学のお話を、現地でご活躍されている方々から聴かせていただけるのは、ほんとうにいい機会なので、できるだけ出かけるようにしています。昨年と一昨年はフランスの薬学博士アジミナ・グロウ氏の講義で、エルボリストリー(薬草薬局)でのハーブ処方箋をおしみなく教えていただきました。私の場合、ヨーロッパハーブを中心に学んできたので、ドイツ、イギリス、フランスの情報にいちばんわくわくします。そして、漢方やアーユルヴェーダの薬草たちにも。自然界に学ぶことはつきませんが、こうして、学んできたことを、学びたい人にお伝えできたら幸いです。
まずは、東京にて今週はじめにヒルデガルトフォーラムジャパン主催で行われたセミナー「ドイツにおける植物療法〜森を学ぶ〜」を聴講しにでかけてきました。講師はドイツハイルプラクティカー連盟副会長であり森のフィトテラピストであるペーター・ゲルマン氏。ドイツ語ではバウム、木から得られる植物療法について学びました。木をもちいたテラピーにはインフォメーションテラピーと補完テラピーとがある。インフォメーションテラピーはホメオパシーやフラワーレメディがそれにあたり、量はそれほど関係なくインフォメーションにたどり着き、インフォメーションを使うことに意味があると。そして、補完(substifution)テラピーは少なすぎると何も起こらない。つまり、まったく効果がない。しかし、多すぎると良くない反応が起こりうる。とはじめにお話してくださいました。だから、治療に使う植物のことはきちんと知る必要があるということです。自然療法だからといって安全とは限りません。知識があって、感覚(直感、予感)があって、この両方を持ち合わせることがテラピストの必須条件だと私は思っています。そのことが確認できたようでとてもうれしくなりました。17種もの木について教えていただきました。白樺にはじまり、トネリコ、オーク、ユーカリ、エルダー、マロニエetc. 今後の仕事やテラピーに役立てていきたいと思います。
もうひとつ、7月にグリーンフラスコ主催でおこなわれたイギリスのメディカルハーバリストであるベン・フェアライト・エドワーズ氏による「英国ハーブ医学〜その理論と実際」も聴講してきました。植物化学成分についてより詳しい情報や、ホリスティックな観点からとらえたハーブ医学として地水火風によるモデルの紹介がありました。すべてのハーブも人も地水火風あるいは熱・冷、乾・湿のどこかに属する。そして足りない部分を見極めバランスをとるために地水火風の考え方は大いに活用できるというお話でした。こちらも、コンサルテーションや講座で利用しているエレメントについてでしたので、とても勉強になりました。
ドイツとイギリスの植物療法やハーブ医学のお話を、現地でご活躍されている方々から聴かせていただけるのは、ほんとうにいい機会なので、できるだけ出かけるようにしています。昨年と一昨年はフランスの薬学博士アジミナ・グロウ氏の講義で、エルボリストリー(薬草薬局)でのハーブ処方箋をおしみなく教えていただきました。私の場合、ヨーロッパハーブを中心に学んできたので、ドイツ、イギリス、フランスの情報にいちばんわくわくします。そして、漢方やアーユルヴェーダの薬草たちにも。自然界に学ぶことはつきませんが、こうして、学んできたことを、学びたい人にお伝えできたら幸いです。
by noyau-f
| 2008-09-25 15:46
| ハーブ